はぐね会計 操作ガイド

はじめての方でも迷わないように、使い始めから決算・翌年度までを、実際の画面の順に説明します。画面の画像は、架空の社会福祉法人「架空の里」(社会福祉事業:特養と短期入所の「さくら苑」・保育所の「みどり保育園」、公益事業:「ひまわり居宅介護支援」)のものです。

1はじめに

はぐね会計でできること

はぐね会計 は、社会福祉法人会計基準(平成28年厚生労働省令第79号、令和3年11月12日最終改正)に沿った、クラウドの会計ソフトです。インターネットにつながったパソコンのブラウザ(Chrome・Edge・Safari など)で使います。ソフトを入れる必要はありません。

仕訳と帳簿

仕訳の入力、仕訳帳、総勘定元帳、試算表。厚生労働省の別添3の科目(大・中・小区分)が最初から入っています。

計算書類(第1〜第4様式)

資金収支計算書・事業活動計算書・貸借対照表を、法人単位・内訳表・事業区分内訳表・拠点区分の4つの様式で作ります。

資金収支は自動

いつもの仕訳から、資金収支計算書の収入・支出を自動で作ります。資金収支の科目で仕訳を入れ直す必要はありません。

内部取引の相殺

拠点区分間・事業区分間の繰入金や貸付金は、内訳表の「内部取引消去」の列で自動で相殺します。

予算と決算の対比

資金収支予算を入れると、予算・決算・差異の表になります。予備費支出にも対応しています。

附属明細書・財産目録

附属明細書(④〜⑭)と財産目録(別紙4)を、仕訳から作ります。

この説明で使う言葉

言葉意味
事業区分社会福祉事業・公益事業・収益事業の3つ。最初から入っています。
拠点区分一体として運営する施設・事業所のまとまり(例:さくら苑)。予算を管理する単位でもあります。法人が足します。
サービス区分拠点区分の中で、法令などにより会計を分けるサービス(例:介護老人福祉施設・短期入所生活介護)。法人が足します。
支払資金現金預金・事業未収金・事業未払金などの流動資産と流動負債(1年以内に振り替えた分・引当金・貯蔵品以外の棚卸資産は除く)。資金収支計算書はこの増減を表します。
内部取引法人の中の区分どうしの取引(繰入金・貸付金・借入金)。法人全体の計算書類では相殺します。
期首残高前の年度の期末の貸借対照表の残高。使い始めの年度に一度だけ入れます。

1年の流れ

  1. 年度のはじめ:区分を確かめ、資金収支予算を入れます(予算を入れる)。
  2. 毎月:仕訳を入れ、試算表で残高を確かめます(仕訳を入れる)。
  3. 補正予算を議決したとき:予算の金額を直します。
  4. 決算:決算整理の仕訳を入れ、計算書類・附属明細書・財産目録を確かめて印刷します(決算と翌年度)。
  5. 決算のあと:年度を締め、翌年度を作って残高を繰り越します。

2ログインと多要素認証

会計のデータを守るため、はぐね会計 では全員に多要素認証(パスワードと、スマホの認証アプリに出る6桁の確認コードの組み合わせ)を使っていただきます。

新しく登録する

  1. 紹介のページの「60日間 無料で試す」、またはログインの画面の「新しく登録する」を押します。
  2. お名前・メールアドレス・パスワードを入れて登録します。
  3. 続けて、スマホに認証アプリ(Google Authenticator・Microsoft Authenticator など)を入れ、画面の QR コードを読み取ります。認証アプリに出た6桁の数字を入れると設定が終わります。
  4. 表示される回復コードは、スマホをなくしたときに使います。印刷するなどして、大切に保管してください。
ログインの画面
ログインの画面。メールアドレスとパスワードを入れて「ログイン」を押します。

確認コードを入れる

ログインのたびに、認証アプリに出ている6桁の確認コードを入れます。コードは30秒ごとに変わります。

確認コードの入力の画面
確認コードの入力。スマホをなくしたときは、下の欄に回復コードを入れます。
ヒントID とパスワードは、職員ひとりにひとつです。共用しないでください。誰がいつ何をしたかが、操作の記録に残ります。

3法人を登録する

法人の登録

  1. ログインしたら、「法人の一覧」の右上の「法人を登録」を押します。
  2. 法人の名前(例:社会福祉法人 ○○会)と、最初の会計期間の初日(通常は4月1日)を入れて「登録する」を押します。
  3. 社会福祉法人会計基準の科目と、事業区分(社会福祉事業・公益事業・収益事業)、最初の会計期間が自動で入ります。
法人の一覧の画面
法人の一覧。登録した法人と、使っている会計基準(社会福祉法人会計基準)が並びます。
法人の登録の画面
法人の登録。会計基準は「社会福祉法人会計基準(令和3年11月12日最終改正)」を選びます。登録した日から60日間は無料でお試しいただけます。

ホームの見方

法人を開くとホームが出ます。今の年度の収益・費用の合計、当期活動増減差額、当期末支払資金残高と、最近の操作が並びます。左のメニューから各画面に移ります。

ホームの画面
ホーム。数字のカードを押すと、その決算書が開きます。

4区分を作る

事業区分・拠点区分・サービス区分

社会福祉法人の会計は、事業区分 > 拠点区分 > サービス区分 の3段で分けます。事業区分は最初から入っているので、法人の施設・事業所に合わせて拠点区分とサービス区分を足します。

事業区分拠点区分(例)サービス区分(例)
社会福祉事業さくら苑介護老人福祉施設、短期入所生活介護
みどり保育園保育所
公益事業ひまわり居宅介護支援居宅介護支援
拠点区分には、必ずサービス区分を1つ以上作りますサービスが1つだけの拠点区分も、拠点区分と同じ名前などでサービス区分を1つ作ってください。サービス区分がない拠点区分があると、決算書の画面にお知らせが出ます。

拠点区分とサービス区分を足す

  1. 左のメニューの「科目と区分」を開き、下の「区分」まで進みます。
  2. 「どの区分の下に」で事業区分(例:社会福祉事業)を選び、拠点区分の記号と名前(例:A・さくら苑)を入れて足します。
  3. 続けて、「どの区分の下に」で今足した拠点区分を選び、サービス区分(例:A1・介護老人福祉施設)を足します。
区分の画面
「科目と区分」の下の「区分」。事業区分 > 拠点区分 > サービス区分 の3段が木の形で並びます。下の欄から区分を足します。

使う区分が決まったら、作る計算書類の様式(内訳表を作るかどうかなど)は、法人の構成から自動で決まります(社会福祉事業だけの法人は内訳表を、拠点区分が1つの法人は事業区分内訳表を省略します)。

5期首残高を入れる

使い始めの年度に一度だけ、前の年度の期末の貸借対照表の残高を入れます。これが前期末支払資金残高・前期繰越活動増減差額の元になります。

  1. 「仕訳の入力」を開き、「期首残高(前の年度からの繰越)として登録する」にチェックを入れます。
  2. 拠点区分ごとに、資産を借方、負債と純資産(基本金・国庫補助金等特別積立金・その他の積立金・次期繰越活動増減差額)を貸方に入れます。区分は拠点区分を選びます。
  3. 借方と貸方が一致したら登録します。拠点区分ごとに1件ずつ登録すると、あとで確かめやすくなります。
前のソフトの貸借対照表を見ながら拠点区分貸借対照表(第3号第4様式)の残高をそのまま写すのが確実です。2年目からは、年度を締めて「翌年度を作る」と自動で繰り越されます。

6仕訳を入れる

仕訳の入れ方

  1. 左のメニューの「仕訳の入力」を開きます(どの画面からでも N キーで開けます)。
  2. 日付と摘要(何の取引か)を入れます。
  3. 行ごとに、科目・借方または貸方の金額・区分を選びます。科目は番号や名前で探せます。
  4. 下の「合計」で借方と貸方が一致したら「登録する」を押します。差額があるときは「差額を入れる」で残りを埋められます。
仕訳の入力の画面
例:利用者負担金400,000円を預金で受け取った。現金預金(さくら苑)/利用者負担金収益(介護老人福祉施設)。

どの区分を選ぶか

科目選ぶ区分
事業活動計算書の科目(収益・費用)サービス区分(例:介護老人福祉施設)。サービス区分が1つだけの拠点区分なら、拠点区分を選んでも構いません。
貸借対照表の科目(資産・負債・純資産)拠点区分(例:さくら苑)
共通の費用複数のサービス区分にまたがる費用は、合理的な基準(勤務時間・面積・利用者数など)で按分し、サービス区分ごとの行に分けて入れます。

資金収支は自動で作ります

はぐね会計 では、資金収支計算書の科目(〜収入・〜支出)で仕訳を入れる必要はありません。事業活動と貸借対照表の科目で仕訳を入れると、支払資金の増減から資金収支を自動で作ります。

仕訳の例資金収支計算書に出るもの
現金預金 / 介護報酬収益介護報酬収入
事業未収金 / 介護報酬収益(未収で計上)介護報酬収入(事業未収金も支払資金なので、計上した時点で収入)
器具及び備品 / 現金預金 800,000・長期未払金 400,000器具及び備品取得支出 800,000(支払った分だけ)
減価償却費 / 建物出ません(資金の動きがないため)
1年以内返済予定設備資金借入金 / 現金預金設備資金借入金元金償還支出

区分の間の取引

拠点区分の間・事業区分の間でお金を動かすときは、繰入金(返さないお金)か貸付金・借入金(返すお金)の科目を使い、両方の拠点区分の行を1つの仕訳に入れます。繰入金・貸付金・借入金の行では、区分の下の「相手」に、お金のやり取りの相手の区分を選びます。附属明細書④⑤⑬⑭の「どこからどこへ」は、この「相手」から作ります。

例仕訳(1件にまとめて入れる)
さくら苑から みどり保育園へ 1,000,000円を繰り入れる拠点区分間繰入金費用(介護老人福祉施設・相手:保育所)1,000,000 / 現金預金(さくら苑)1,000,000
現金預金(みどり保育園)1,000,000 / 拠点区分間繰入金収益(保育所・相手:介護老人福祉施設)1,000,000
社会福祉事業から公益事業へ運転資金を貸す事業区分間貸付金(さくら苑)/ 現金預金(さくら苑)
現金預金(ひまわり居宅介護支援)/ 事業区分間借入金(ひまわり居宅介護支援)
同じ拠点区分の中のサービス区分の間で貸し借りするとき仕訳の入力の上の「サービス区分間の貸し借り」にチェックを入れて登録します。この仕訳は資金収支計算書には出ず、附属明細書の「サービス区分間の貸付金(借入金)残高明細書」に載ります。
区分の間の繰入の仕訳
上の表の1つ目の例。繰入金の2行は、区分の下の「相手」に相手のサービス区分を選んでいます。現金預金の行の「相手」は「なし」のままです。

これらは、法人全体の計算書類では自動で相殺されます(内部取引消去の列)。附属明細書④⑤⑬⑭にも自動で載ります。

止まったとき

資金収支を正しく作れない仕訳は、登録の前に止まり、理由が画面の上に出ます。たとえば、拠点区分の間で現金預金を直接動かすと、次のように知らせます。

仕訳が止まったときの画面
「拠点区分の間で資金を動かすときは、繰入金・貸付金・借入金の科目を使ってください」。上の「区分の間の取引」の形で入れ直します。
出るお知らせ直し方
拠点区分「○○」の中で貸借が一致しません拠点区分ごとに借方と貸方がそろうように、繰入金・貸付金・借入金の科目を使います。
サービス区分を指定してくださいサービス区分が2つ以上ある拠点区分では、事業活動の科目の行にサービス区分を選びます。
科目「○○」は支払資金と組み合わせて使えません減価償却費・引当金繰入などは、現金預金などと組み合わせません。仕訳の相手の科目を見直します。
登録した仕訳を直すとき登録した仕訳は書き換えられません。仕訳帳から開いて「取り消す」を押すと、反対の仕訳が入って打ち消されます。そのあと正しい仕訳を入れ直します(直した記録が残ります)。

7帳簿を見る

仕訳帳

入れた仕訳が、日付と番号の順に並びます。区分の列で、どの拠点区分・サービス区分の行かが分かります。番号を押すと、その仕訳を開けます(取消もここから)。

仕訳帳の画面
仕訳帳。期首残高の仕訳には「期首残高」の印が付きます。

試算表

科目ごとの借方合計・貸方合計・残高です。科目名を押すと、その科目の総勘定元帳が開きます。毎月、通帳や未収・未払の残高と合っているかを確かめましょう。

残高試算表の画面
残高試算表。「印刷・PDF」で印刷やPDFの保存ができます。

8資金収支計算書

様式の選び方

画面の上の「様式」で、作る様式を選びます。法人の構成に合わせて、必要な様式だけが並びます。

様式内容科目の細かさ
第1様式 法人単位法人全体。内部取引はすべて相殺大区分
第2様式 内訳表事業区分ごとの列+内部取引消去+法人合計大区分
第3様式 事業区分内訳表事業区分の中の拠点区分ごとの列+内部取引消去+事業区分計大区分
第4様式 拠点区分拠点区分1つ(サービス区分間の取引は相殺)小区分
法人単位資金収支計算書
第1号第1様式 法人単位資金収支計算書。

読み方

事業活動による収支・施設整備等による収支・その他の活動による収支の3つに分かれ、最後に当期資金収支差額合計・前期末支払資金残高・当期末支払資金残高が出ます。当期末支払資金残高は、貸借対照表の支払資金(流動資産−流動負債のうち支払資金に当たるもの)と一致します。

拠点区分資金収支計算書
第1号第4様式 拠点区分資金収支計算書。小区分まで出ます。

9事業活動計算書と内訳表

サービス活動増減・サービス活動外増減・特別増減と、繰越活動増減差額の部(前期繰越・基本金取崩額・その他の積立金の取崩と積立・次期繰越)を表します。国庫補助金等特別積立金取崩額は、サービス活動費用の控除項目(△)として出ます。

事業区分事業活動内訳表
第2号第3様式 事業区分事業活動内訳表(社会福祉事業区分)。拠点区分ごとの列が並びます。

内部取引消去の列

内訳表には「合計」「内部取引消去」「事業区分計(法人合計)」の列があります。拠点区分間(第3様式)・事業区分間(第2様式)の繰入金や貸付金は、内部取引消去の列で△として打ち消されます。

内部取引消去の列
特別増減の部の「拠点区分間繰入金収益」が、内部取引消去の列で △500,000 として相殺されています。
相手の区分と金額が合わないとき送った側と受けた側の金額が合わないと、附属明細書の画面にお知らせが出ます。仕訳の入れ忘れや金額の違いを確かめてください。

10貸借対照表

資産の部(流動資産・固定資産(基本財産・その他の固定資産))、負債の部、純資産の部(基本金・国庫補助金等特別積立金・その他の積立金・次期繰越活動増減差額)を中区分まで表します。次期繰越活動増減差額は、事業活動計算書の値と一致します。

法人単位貸借対照表
第3号第1様式 法人単位貸借対照表。内訳表・拠点区分の様式も「様式」から選べます。

11予算と決算の対比

予算を入れる

  1. 左のメニューの「予算と決算の対比」を開き、下の「資金収支予算を入れる」を開きます。
  2. 予算の名前(例:当初予算(令和8年3月20日 理事会議決))を入れます。
  3. 行ごとに、拠点区分またはサービス区分・資金収支の科目(小区分)・予算額を入れます。予備費は「予備費支出」を選び、拠点区分に入れます。
  4. 「保存する」を押すと、上の表が予算・決算・差異になります。
資金収支予算の入力
資金収支予算の入力。補正予算を議決したら、名前と金額を補正後に直して保存します。

予算・決算・差異

第1様式(法人単位、内部取引は相殺)と第4様式(拠点区分)で、予算・決算・差異(予算−決算)を並べます。予算のない科目も、決算があれば行に出ます。

拠点区分資金収支計算書の予算対比
みどり保育園の拠点区分資金収支計算書(予算・決算・差異)。
予算と大きくずれそうなとき年度の途中で予算との乖離が見込まれるときは、補正予算を組むのが原則です(運用上の留意事項 2)。この表で、ずれの大きい科目を早めに見つけられます。

12附属明細書

附属明細書(別紙3)は、仕訳から自動で作ります。左のメニューの「附属明細書(区分間の取引)」と「附属明細書(基本金・固定資産など)」の2つの画面に分かれています。

区分間の取引の明細書

「附属明細書(区分間の取引)」の画面に、次の明細書が並びます。「繰入金の財源」の欄は、印刷したものに書き込んでください。

別紙3明細書
④事業区分間及び拠点区分間繰入金明細書
⑤事業区分間及び拠点区分間貸付金(借入金)残高明細書(短期・長期)
⑬サービス区分間繰入金明細書(サービス区分が2つ以上の拠点区分)
⑭サービス区分間貸付金(借入金)残高明細書(同上)
附属明細書の画面
事業区分間繰入金明細書と拠点区分間繰入金明細書。使用目的等には仕訳の摘要が入ります。

基本金・固定資産などの明細書

「附属明細書(基本金・固定資産など)」の画面で、上の「様式」から明細書を選びます。⑥⑦は法人全体で1枚(拠点区分ごとの内訳つき)、⑧〜⑫は拠点区分ごとに作ります。

別紙3明細書作り方
⑥基本金明細書基本金の前年度末残高・組入額・取崩額。事由は仕訳の摘要
⑦国庫補助金等特別積立金明細書積立額と、取崩額(サービス活動費用の控除・特別費用の控除)
⑧基本財産及びその他の固定資産(有形・無形固定資産)の明細書資産の種類ごとに、期首帳簿価額・当期増加額・当期減価償却額・当期減少額・期末帳簿価額・減価償却累計額・期末取得原価
⑨引当金明細書期首残高・当期増加額・当期減少額(目的使用・その他)・期末残高
⑩拠点区分資金収支明細書サービス区分ごとの列と、サービス区分間の内部取引消去(サービス区分が2つ以上の拠点区分)
⑪拠点区分事業活動明細書同上。経常増減差額まで
⑫積立金・積立資産明細書積立金・積立資産ごとの前期末残高・増加額・減少額・期末残高
固定資産の明細書
⑧ 基本財産及びその他の固定資産の明細書(さくら苑)。期末帳簿価額は貸借対照表の金額と一致します。
拠点区分事業活動明細書
⑪ 拠点区分事業活動明細書。サービス区分ごとの列と、拠点区分合計が並びます。
⑩と⑪のどちらを作るか介護保険サービス・障害福祉サービスの拠点は⑪、子どものための教育・保育給付費や措置費の事業の拠点は⑩を作り、もう一方は省略できます(それ以外の拠点は、どちらか一方)。サービス区分が1つの拠点区分は、どちらも省略できます。省略したときは、計算書類に対する注記(拠点区分用)にその旨を書きます。
名前を付けた科目で分けます減価償却累計額を間接法で記帳するときは、「器具及び備品減価償却累計額」のように資産の種類の名前を付けた科目を「科目と区分」で足して使うと、⑧で資産ごとに分けて出します。積立金・積立資産も、足した科目の名前(例:施設整備積立金)ごとに⑫に並びます。

⑧の「うち国庫補助金等の額」は、資産の種類ごとには分けず、拠点区分の国庫補助金等特別積立金の増減を1行で出します。⑦の補助金の種類(国庫補助金・地方公共団体補助金・その他の団体)の内訳と、①借入金明細書・②寄附金収益明細書・③補助金事業等収益明細書は準備中です。

13財産目録

財産目録(別紙4)を、法人単位貸借対照表と同じ金額で作ります。土地・建物は拠点区分ごとに分けて出ます。区分間の貸付金・借入金は、法人全体では相殺されるので出ません。

財産目録
財産目録。明細を入れた現金預金は2行に分かれ、小計が貸借対照表の金額と一致しています。

明細を入れる

  1. 財産目録の画面の下の「財産目録の明細を入れる」を開きます。
  2. 科目を選び、場所・物量等(例:○○銀行○○支店他)、取得年度(建物だけ)、使用目的等(例:運転資金として、第1種社会福祉事業である○○に使用している)、取得価額・減価償却累計額・価額を入れます。
  3. 「保存する」を押します。明細の価額の合計が貸借対照表の残高と合わないときは、上にお知らせが出ます。
財産目録の明細の入力
財産目録の明細の入力。明細を入れない科目は、残高が1行で出ます。
使用目的等社会福祉充実残額の算定(控除対象財産の判定)に使うので、各資産の使用目的を簡潔に書きます。負債には要りません。

14WAM 提出用データ

決算の数字を、WAM NET「社会福祉法人の財務諸表等電子開示システム」の財務諸表等入力シートに取り込める CSV(6ファイル)で書き出します。資金収支計算書・事業活動計算書・貸借対照表を、サービス区分ごとの数字のまま入力シートに読み込めるので、手で写す手間と写し間違いがなくなります。

WAM 提出用データの画面
WAM 提出用データ。上の「ダウンロード」から6つの CSV を書き出し、下の「設定」に法人番号や事業所の名称を入れます。

設定を入れる

  1. 左のメニューの「WAM 提出用データ」を開きます。
  2. 「設定」に、法人番号(13桁)を入れます。
  3. 拠点区分ごとに拠点区分名称を、サービス区分ごとに事業所の名称を入れ、サービス区分コードを一覧から選びます(例:特別養護老人ホーム → 01030202、保育所 → 02091201)。
  4. 「保存する」を押します。足りない設定があるあいだは、画面の上にお知らせが出て、ダウンロードできません。
現況報告書とまったく同じ名前に拠点区分名称・事業所の名称は、入力シートの「現況報告書」に書いたものと一字一句同じにしてください。違うと、入力シートで取り込めません。拠点区分名称を空にすると、区分の名前を使います。

入力シートに取り込む

  1. 先に、入力シートの「現況報告書」と「勘定」を入力し、仮確定しておきます。
  2. はぐね会計で、会計期間を選んで6つの CSV をダウンロードします。
  3. 入力シートの「計算書類」シートで「ファイル取込」を押し、CSV を1ファイルずつ読み込みます。
  4. 取り込んだあと、入力シートの画面で金額を必ず確かめます。
書き出さないもの事業活動計算書の前年度決算の欄は書き出さないので、入力シートで入れてください。予算は、議決済みの予算を入れているときだけ書き出します。前期末支払資金残高と前期繰越活動増減差額は、拠点区分の最初のサービス区分に載せます。

15決算と翌年度

決算の前に確かめること

  • 減価償却費と、国庫補助金等特別積立金の取崩し(減価償却に合わせて)を入れたか。
  • 賞与引当金・退職給付引当金などの引当金を計上したか。
  • 1年以内に返済する長期借入金を「1年以内返済予定○○借入金」に振り替えたか。
  • 附属明細書の画面に、相手の区分との不一致のお知らせが出ていないか。
  • 資金収支計算書の当期末支払資金残高と、貸借対照表の支払資金が一致しているか。
  • 財産目録の明細の合計が、貸借対照表と一致しているか。

締めと翌年度への繰越

  1. 左のメニューの「会計期間」で「翌年度を作る」を押すと、次の1年の会計期間ができ、期末の残高が拠点区分ごとに期首残高として繰り越されます。
  2. 前の年度を直したときは「繰越を更新」を押すと、差の分だけ期首残高が直ります(何度押しても重なりません)。
  3. 決算が確定したら、前の年度を「締める」と、その年度には仕訳を入れられなくなります。
会計期間の画面
会計期間。年度ごとの状態(入力中・締め済み)と仕訳の件数が分かります。

16料金とお支払い

はじめの60日間は無料でお試しいただけます。お試しの期間中に、画面の右上の「お試し期間」または「料金とお支払い」から、プランと払い方(月払い・年払い)を選んで申し込みます。お支払いは銀行振込です(請求書をお出しします。振込の手数料はご負担ください)。

料金とお支払いの画面
料金とお支払い。年払いは2か月分お得です。
ご利用の期間が終わってもデータは消えません。見ることと書き出すことは、いつでもできます。

17よくある質問

資金収支計算書の科目で仕訳を入れたいのですが?

はぐね会計 では、資金収支の科目は仕訳から自動で作るので、事業活動と貸借対照表の科目だけで仕訳を入れてください。二重に入れる手間がなく、資金収支計算書と事業活動計算書・貸借対照表が必ずつじつまの合う形になります。

サービス区分が1つしかない拠点区分は?

サービス区分を1つ作ってください(拠点区分と同じ名前でも構いません)。そのような拠点区分では、仕訳の区分に拠点区分を選んでも、自動でそのサービス区分として扱います。

科目(小区分)を足せますか?

「科目と区分」の画面の「科目を足す」で、中区分の下に小区分を、小区分の下に細目を足せます。足した科目は、親の科目と同じ資金収支の科目に対応します。

WAM NET の財務諸表等電子開示システムに出せますか?

出せます。左のメニューの「WAM 提出用データ」で、法人番号・拠点区分名称(現況報告書と同じもの)・事業所の名称を入れ、サービス区分コードを一覧から選ぶと、財務諸表等入力シートの「計算書類」シートの「ファイル取込」で読み込む CSV を6つダウンロードできます。

データの安全は?

通信は暗号化(https)し、ログインには多要素認証が必須です。法人ごとのデータは、アプリとデータベースの二重の仕組みで分けていて、ほかの法人からは見えません。データベースは毎日バックアップを取っています。